レーヨンってどんな素材? ソムリエの素材講座  vol.5
素材と機能性

2020/05/16

レーヨンってどんな素材? ソムリエの素材講座 vol.5

素材の種類について以来のソムリエの素材講座第5弾、今日はレーヨンについてです。

 

レーヨンは分類的に再生繊維と呼ばれ、昨今のサステナビリティの潮流に合わせて、その存在が見直されつつあります。

木材パルプを原料にして、一旦溶液にして化学的に繊維を再生しています。

 

 

発祥は?

メリットにつながりますが、始まりは高価なシルクを人工的に作ろうとしたことが始まりです。

昔はレーヨンの長繊維は人絹とも呼ばれていて、人造絹糸=レーヨンであり、ポリエステルで有名な繊維メーカーの帝人の前身は『帝国人造絹糸』というレーヨンの会社でした。

レーヨンは再生セルロース繊維の総称で、再生繊維のリヨセル、キュプラなどはその中の細かな分類です。(次回以降特集します)レーヨン姉妹と言えるかもしれませんね。

 

 

レーヨンの特徴は?

メリット:シルキーな光沢感、深い発色性、柔らかさ、ドレープ性、吸湿発熱

デメリット:湿った状態での強度が弱い、縮みやすく、シワになりやすい

 

画像はレーヨンとシルクの繊維の断面図で、断面が三角形の形状は非常に似ています。

丸安毛糸株式会社

 

三角形の理由は、光が当たると乱反射を起こすためです。

シルクの美しい光沢の特徴は三角形にあるのです。シルクに似せて作った繊維という事が分かり易いかと思います。

 

 

機能性レーヨン

VILOFT社のバイロフトレーヨンがあります。通常のレーヨンに比べて扁平断面をしていることで、繊維の表面積を多くして吸湿を効率的に行い発熱効率を高めています。

VILOFT

 

 

身近なポリエステル/レーヨン素材

メリットを活かしつつデメリットを他素材と掛け合わせることで補完しているのが、ウールの代替素材として使われる、ポリエステル/レーヨンの素材です。

ウールに似せつつも、ポリエステルの丈夫さイージケア性+レーヨンの柔らかさ、ドレープ性の良いとこ取りをした素材です。

(ポリエステル/レーヨンは、ポリエステルの綿とレーヨンの綿を混紡して作る、短繊維なので、長繊維のレーヨンとは異なりますが、詳細はまた次回以降に)

 

 

通年素材としてもよく使われますし、吸湿発熱の機能性を使って、ユニクロのヒートテックをはじめとした、あったか下着にもよく使われます。

パンツのソムリエから、穿きやすいポリエステル/レーヨン素材の商品はコチラ

 

マルチストレッチ テーパードパンツ(ジョーゼット)

7,900円+税

https://pants-no-sommelier.com/c/main/tapered/1900

パンツのソムリエ

高橋明利

高橋明利

繊維専門商社で5年、生産管理会社で1年働いた後、今の会社へ就職。46年続くパンツメーカーの跡取り(予定)として、3年前にパンツのソムリエ事業を立ち上げ。

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