キュプラってどんな素材?ソムリエの素材講座  vol.9
素材と機能性

2020/06/29

キュプラってどんな素材?ソムリエの素材講座 vol.9

素材の種類について以来のソムリエの素材講座第9弾、今日は暑い季節に涼し気な印象をくれる綿(コットン)についてです。

 

キュプラは前回お話したレーヨンの一種で、分類的に同じく再生繊維と呼ばれます。

レーヨンは木材パルプから作られるのに対して、キュプラはコットンリンターと呼ばれる、綿花を採取した後の綿の表面についている繊維を原料として作られます。

価格的にも、レーヨンに比べて高いため、比較的高級な商品に用いられる事が多いです。

なので、キュプラが入っているのなら価格が高い素材=良い素材、と思っても良さそうです。

 

日本では、キュプラという名称の他に旭化成の『ベンベルグ®』というブランド名で流通しています。

このロゴ、見たことがある人もいるのでは(業界関係者だけかな(^^;

 

旭化成

 

 

 

 

キュプラの特徴

 

キュプラの基本的なメリット/デメリットは下記の通りです。

 

メリット:吸放湿性があり、静電気が起きにくい、柔らかく、ドレープ性がある、光沢感がある

デメリット:摩擦に弱く、毛羽立ちしやすい

 

使用用途して、よく見かけるのは静電気が起きにくいこと、吸放湿性から、高級スーツやコートの裏地で使われることが多いです。光沢感があり、発色性も良いので、裏側から高級感を演出できるのも魅力ですね。

原材料としての価格が高いので、やはり価格的には上質なブランドで登場することが多いです。

 

Theory

 

 

 

 

パンツでも使われることが多く、綿との掛け合わせの素材で用いられることが多いです。

このパンツは キュプラ50% 綿46% ポリウレタン4%。

 

BARNYARDSTORM

 

肌触りの良さと発色性の良さから、パンツとしては、春物に使われることが多いように思えます。

また、肌触りの良さを利用して、裏起毛商品の起毛面に使って、心地よさを演出する場合もあります。

 

シワになりやすく、摩擦に弱い事から家庭用洗濯に向いておらず、洗えるとしても手洗い推奨になっています。

その意味では、少し扱いにくい素材かもしれません。

高橋明利

高橋明利

繊維専門商社で5年、生産管理会社で1年働いた後、今の会社へ就職。46年続くパンツメーカーの跡取り(予定)として、3年前にパンツのソムリエ事業を立ち上げ。

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