革新し続けるイタリアブランドPRADA(プラダ)の魅力とは

革新し続けるイタリアブランドPRADA(プラダ)の魅力とは

今回はイタリアブランド「プラダ」の歴史や魅力に迫ります。

 

イタリアブランドというステータスだけでおしゃれに感じる「プラダ」

「プラダ」のイメージは、プラダはバッグの派手で派手なロゴを控え、控えめなエレガンスで知られています。

人気のある他デザイナーブランドとは異なり、シンプルなミニマル感が印象的です。

 

シンプルなのにセレブやファッショニスタまでが愛用するイタリアブランド。

今回は、プラダのもつ魅力や特徴を歴史的背景とともに紹介します。

 

 

[目次]

・プラダの誕生~イタリア人・創立者マリオ・プラダ~

・プラダのロゴ~イタリア王室を表すロゴデザイン~

・プラダの代表作「ポコノ」

・女性のよき理解者「ミウッチャ・プラダ」とは

・革新しつづけるプラダブランド

 

 

プラダの誕生

Prada group

 

1913年、マリオ・プラダ&マルティーノ・プラダ(通称:フラテッリ・プラダ)がミラノに

世界中から集めた質の高いワニ、蛇、像などの珍しく高品質な革製品でアイテムをつくるお店を開業。

これが現代のプラダの始まりです。

 

 

プラダのロゴの意味

プラダは当時のブルジョワ層に評判となりを集め1919年にイタリア王室の御用達となります。

イタリア王室の御用達になったプラダはロゴに

当時存在していたサヴォワという国の旗である十字をあしらった紋章と、結ばれたロープの印をロゴとしての使用を許可されました。

プラダのロゴには、イタリア王室の皮革サプライヤーとしてのブランドの誇り高い歴史を表されているというわけです。

 

pinterest

 

イタリア王室の象徴であるロゴは当時ほかのブランドとの格差をつけていました。

 

しかし時代の変化により、ロゴから君主のシンボルを取り除き、ロープ、紋章もロゴが消え「PRADA」という名前だけが残りました。

合理化され更新されたバージョンはシンプル、優雅さ、そして品質に対する会社の評判を維持しています。

 

 

プラダのロゴデザインには3種類あります。 

シンプルなロゴデザイン


PRADA

枠組みのないシンプルな文字テイストのデザインです。

 

 

有名なトライアングルデザイン


PRADA

 

プラダといえばトライアングルのデザイン。洋服や帽子にも施されているロゴデザインです。

トライアングルの意味は「反ステータス」や「ノンストップ」の意味を示しているかのようで

常識の逆を行くプラダのコンセプトが表現されています。

 

カナパ象徴のデザイン 

 PRADA

 

初期バージョンのイタリア君主を表すデザインはカナパの象徴ともいえます。

カナパはイタリア語で「麻」という意味でトートバッグなどのデザインに施されていますが

今はレザートートにも使用されています。

 

 

 

プラダを世界に広めた「ポコノ」

イタリアで人気になったプラダですが。第一次世界大戦などで経営不振になりブランドが低迷します。

 

しかし、1978年にマリオの孫娘であるミウッチャ・プラダがオーナー兼デザイナーに就任。

就任後、「日常を贅沢に飾る」をコンセプトに現代的で革新的なアイテムを生み出していく。

 

その代表的な作品が「ポコノ」です。


MINNIEMUSE

 

1985年ミウッチャが生み出した「ポコノ」はプラダの代表的作品となる。

今でこそプラダの代名詞「ポコノ」は当時、革製品をメインに生産していたところにナイロン素材を投入するという斬新さが話題になりました。

 

 

女性のよき理解者「ミウッチャ・プラダ」

 

Prada group

 

代表的な「ポコノ」を生み出したミウッチャ・プラダは

1980年代彼女はヨーロッパで最も強力な30人の女性の1人と呼ばれていました。

 

しかしなぜそんなに「ポコノ」は有名になったのか?

その理由には2つあります。

 

・今までにない斬新な素材の使用

1970年代後半ミウッチャは、夫の「プラダは新しい一歩を踏み出さなければならない」という一言により

これまでにない新しいものをつくろうとまだ見ぬ素材を追い求めました。

当たり前なところに変化球を加えるというミウッチャの斬新さがプラダの魅力の1でもありそうした斬新差なアイディアは現代のプラダでも受け継がれています。

 

・ミウッチャならではの女性への理解力

また、ナイロン素材は軽くシルクなような触り心地で防水生地なので女性の合理的指向に向き合った作品となり人気に。

世間からは女性の内面を表現できるデザイナーはいないと評されるくらい。

 

Prada group

 

そんな彼女はプラダ一族に生まれましたが大学では政治学を学ぶなどファッションとの距離はあまり近くなく世間に目を向ける勉強(政治学)、70年代にはミラノにて女性の権利運動にも関与しました。

彼女だからこそ女性ならではの目線で斬新なアイディアで生み出せるものがあるのだと思います。

 

「ポコノ」誕生から“革新”という言葉がプラダのトレードマークにもなり、

とにかく伝統を打ち破る新しいスタイルを確立していきました。

 

1990年、ポコノから10年後コレクション(プレタポルテコレクション)にナイロンを導入

機能的でノーブルなワードローブは、セレブのデイリーウェアとして大ブレーク。スニーカーやナイロンジャケットは特に人気の高いアイテムです。

 

 

 

革新し続けるプラダブランド 

伝統や歴史とモダンな調和がトレードマークのプラダはポコノ以外にも世間に革新をもたらします。

幼い頃から正統なファッションを嫌うミウッチャはは、奇妙なもの、独特なもの、他にないものを求めます。

 

1990年代に入ると大きな3つのビジネスが始まります。

 

▷姉妹ブランド「miumiu」の設立


Prada group

 

ミウッチャの幼少時代のニックネームからつけられたブランドネームmiumiuでは若い女性向けにポップでチャーミングなアイテムをラインナップしています。

Miumiuのコンセプトは「BAD GIRL=不良少女」

若い女性が大人になりたくて独立心や型にはまらない様子をイメージで作られています。

可愛らしいカラーやデザインの中に洗練さが表現されているのが特徴です。

 

 

▷プラダ・ミラノ・アルテの設立

後のプラダ財団は美術展、建築、哲学会議の構想を通じ現在の分析に専念するハブで、ミウッチャがファッションとは異なる芸術家としての側面からプラダの新しい局面に向かう第一歩となりました。

 

▷「プラダスポーツ」の発表

90年代後半にはスポーツコレクションであるプラダスポーツを発表。

このプラダ・スポーツというのはブランドイメージの向上のために1999年から国際ヨットレース「アメリカス・カップ」で挑戦を続けています。(現在;リネアロッサ)

 

長年プラダ一族によって活動され、グループ大きくすることに成功してきましたが、

2020年に外部デザイナー、ラフ・シモンズが共同クリエティブ・ディレクターに就任と発表。

これまでたくさんの斬新なアイディアで革新をしてきたプラダの今後の革新が楽しみです

 

 

今回はプラダの成り立ちと現代のプラダのベースになる出来事を紹介しました。

時代を得ても人気のあるブランドには強い信念が詰まっています。

 

 

 

 

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